言葉の壁を越える「シンプルな解説動画」が インバウンドビジネスの新たな武器に
2020年の東京オリンピック/パラリンピックに向けて、さらに加熱するインバウンドビジネス。しかし外国の方に「刺さる表現」とは何なのでしょうか? そこで、ビジネスにおける課題をわかりやすい表現で解決してきたsimpleshowが、「解説動画」についてご紹介します。
「simpleshow」とは?
simpleshowは、2008年にドイツで創業した動画制作のグローバル・カンパニー。“世界のすべてをシンプルに”をコンセプトに、独自で開発した解説の手法を用いて、クライアントの複雑なサービスや情報を、わかりやすく伝える動画を企画制作しています。
simpleshow最大の特長である「独自のノウハウ」
まず、simpleshowの解説動画制作には、さまざまな独自のノウハウがあります。特に「①時間 ②デザイン ③構成」の3つが重要。これらは、インバウンドビジネスの課題解決にとても有効です。
①時間…「3分」である理由
視聴者に理解を深めてもらうには、短すぎても、長すぎてもいけません。simpleshowが産学連携で検証した結果、最適な長さは約3分だとわかりました。クライアントは、例えば歴史や名産といった多くのトピックスを動画に入れようとしがちですが、視聴者に正しく理解してもらうためには、「トピックの最も重要な核心」を削り出し、それを3分という限られた時間でわかりやすく伝え、共感させることが必要です。
②デザイン…誰もが親しみやすい「ユニバーサルデザイン」
simpleshowの動画は、長さだけでなく、見た目もシンプルです。子供が描いたようなオリジナルのイラストは、国籍や性別、年代を超えて親しみを感じられるユニバーサルデザイン。色はモノクロをベースに、プラス1色が基本です。視覚情報を整理することで、視聴者はメッセージへ集中できるようになり、理解が深まります。
③構成…「物語の主人公」を核としたストーリー
simpleshowのほとんどの解説動画には、悩みを持つ主人公がいます。そして、サービスや商品が、どのように悩みを解決してくれるのか、という観点で物語が進みます。視聴者は主人公に自分を重ね合わせることで共感し、内容を「自分ごと」として捉えるので、商品に対する理解がより深まるのです。
この3つを軸にsimpleshowは動画を制作しますが、複数の色や実写の使用、効果的に字幕を入れるなど、クライアントの要望に応じて柔軟に対応しています。
訪日外国人向けのsimpleshow解説動画に共通すること
simpleshowは世界9カ国に展開しています。ネスレやP&G、BMW、マイクロソフト、GEヘルスケアなど、多数のグローバルブランドに評価していただき、計8,000本以上の動画を50以上の言語で制作してきました。
simpleshowが日本へ進出した2014年頃から、インバウンド市場が盛り上がりを見せていることもあり、ご相談は毎年増えてきていますが、世界中で蓄積されたノウハウを動画制作に活かしています。
ご依頼は自治体や観光施設が多いですが、他にも保険会社から訪日外国人向けの保険商品を説明する動画制作や、通信会社から訪日外国人が無料で利用できるWi-Fiサービス周知のための動画制作のご相談などもあります。しかし「海外の方へのわかりやすいコミュニケーション」をめざしていることは共通しています。
「海外の方へのわかりやすいコミュニケーション」のために
simpleshowが訪日外国人向けの解説動画を制作した“TRAVEL JAPAN Wi-Fi”は、全国20万ヶ所以上のWi-Fiスポットを訪日外国人が無料で使える、株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスさんの優れたサービスです。
実写の紹介動画は既にあったのですが、Webサイトのリニューアルに伴い、サービスの魅力を、より短時間で、わかりやすく伝えることができる新たな動画表現を模索されていました。その課題がsimpleshowのソリューションと合致しており、採用していただいたケースです。
“TRAVEL JAPAN Wi-Fi”の動画はこちら
“TRAVEL JAPAN Wi-Fi”では、特に2つのノウハウが活かされています。
1つ目は、ストーリー構成です。
訪日予定の主人公「リーさん」が感じる不安の一つ「インターネット環境」をテーマに、その不安を解決する手段として、“TRAVEL JAPAN Wi-Fi”を紹介。このサービスが主人公にもたらすメリットを約2分半でまとめています。
このように、動画視聴者が自分ごととして捉えられるように主人公を設定し、直面するであろう状況を描いた物語にすることで、視聴者は共感しながらサービスの情報を受け取ることができます。
2つ目は、映像手法です。
手書き風のシンプルなイラストを、手で動かしながら物語を展開するアナログ感溢れる映像手法で、スマートフォンの小さな画面でも、最後まで楽しく動画を見てもらえます。
この2つのノウハウで、リーさんの物語を追体験しているような感覚を視聴者に与えながら、「Wi-Fiが無料で利用できる」そして「役に立つ情報が手に入る」というサービスの魅力を、効果的に伝えています。
クライアントからも、「一般的な説明動画と違い、なぜこのサービスが必要なのかという背景にこだわっている」「課題に直面した主人公の顛末に視聴者が自己投影をして、共感してもらえる」と、物語で紹介するメリットを認めていただきました。
また、「他とも差別化できてインパクトがある」「直感的に何ができるかがわかる」といったコメントもいただき、動画を通して、シンプルにわかりやすく伝えることができたと感じています。
インバウンドビジネスを成功させるには
海外の方に自分たちの魅力をアピールするのなら、日本人の感覚だけで考えてはいけません。
simpleshowは、どのような国籍の方にも親しみを持って見てもらえる脚本構成と映像手法を欧米やアジアで追求していますので、国籍問わず幅広いターゲットに有効と考えています。また、これまでに50言語以上での動画制作の実績もあり、多言語化対応もスムーズです。
simpleshowの動画ノウハウを活用いただければ、早く、かつ、わかりやすく、自分たちの魅力を外国人へ伝え、競合よりも先に検討して貰うことができると、自信をもって言えます。
「複雑な魅力や、均一化している特徴を、よりシンプルに、よりわかりやすく、効果的に伝えたい」
そんな課題をお持ちであれば、simpleshowがお役に立てるはずです。ぜひご相談ください。