第56回 JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」でsimpleshowの解説動画が入賞
「JAA広告賞」の大きな特徴は、審査員に広告の関係者を含まず、広告の受け手である消費者が生活者の視点から審査を行うという点です。審査基準は「好感、共感、親近感がもてるか」「わかりやすく、納得できるか」「オリジナリティが感じられるか」の3つ。100名の一般消費者審査員(10代以上の各世代男女)が一次審査を行い、消費者の実感を持って価値を認められたものだけが二次審査に進みます。その中から、有識者によるトップ10メダリストと経済産業大臣賞が選ばれ、さらに20名の一般消費者最終審査員によって、JAA賞グランプリが選ばれます。今回の「第56回 JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」では、全部門合わせて1,337点の応募があり、その中から全63作品が入賞いたしました。
デジタル広告部門メダリストを受賞した作品「日本から世界へ! 点字ブロック誕生の秘密」は、日本で開発され世界へ普及した「点字ブロック」の歴史と革新的なアイデアを、わかりやすく動画で解説したものです。
本作品制作のきっかけは、2016年8月、simpleshow Japanの社員がよく利用する青山一丁目駅で起きた目の不自由な方の転落死亡事故です。この悲しい出来事に、私たちは胸を痛めるとともに、動画制作会社として何か貢献できないかと考えました。そこで、健常者が「点字ブロック」について関心を持ち、目が不自由な方へ声がけしやすくなるような企画を、オリジナルの動画作品を全世界へ公開する米国simpleshow財団へ提案。すぐに制作許可を貰いました。こうして、simpleshow Japanの作品「日本から世界へ! 点字ブロック誕生の秘密」の日本語版と英語版は、2017年3月、simpleshow財団を通じてインターネットで世界へ公開されたのです。その後も、インフルエンサーがSNSで本動画を拡散。さらに、在日外国人向けのバイリンガルマガジン「ひらがなタイムズ」への掲載、アジア太平洋地域最大のPR業界賞「SABRE Awards Asia-Pacific」での優秀賞受賞など、国内外の注目を集めています。
今回の、JAA広告賞受賞は、一般消費者の視点から、simpleshowの解説動画が「好感、共感、親近感がもてるか」「わかりやすく、納得できるか」「オリジナリティが感じられるか」の3つの基準で、高い価値があると認められた結果に他なりません。大変光栄に思うとともに、今後も一層、バリアフリー社会の発展に貢献していきたいと考えています。なお、2018年3月5日(月)、帝国ホテル東京(東京都千代田区)におきまして、表彰会および入賞作品展示会が開催される予定です。
◆JAA広告賞受賞結果
http://www.jaa.or.jp/wp-content/uploads/2014/10/8fe0dd18e8150888b226a28fca25e3f1.pdf
◆「JAA広告賞」とは(http://www.jaa.or.jp/useful/)
「JAA広告賞」は、公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会が主催するもので、1961年に「消費者のためになった広告コンクール」として創設されて以来、半世紀以上の歴史がある総合広告賞です。「消費者のためになる」広告を評価することを目的に、「①好感、共感、親近感がもてる広告であるか。(感性) ②わかりやすく、納得できる広告であるか。(理性) ③オリジナリティが感じられる広告であるか。(創造性)」という3つの審査基準で作品は評価されます。
【受賞作品概要】
■作品タイトル:日本から世界へ! 点字ブロック誕生の秘密
■受賞:デジタル広告部門 メダリスト(トップ10)
■受賞者:simpleshow Japan / 一般財団法人安全交通試験研究センター
■クライアント:simpleshow foundation
■作品の長さ:3分10秒
■日本語版動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=Dy0NXwqS7nQ
■作品のストーリー:
世界一周旅行中の主人公、ケンは街やホームで見かせるデコボコの板が気になります。動画では、日本で発明された点字ブロックの歴史や「なぜ」重要なのか、徐々に理解していく主人公の姿を通じて、見ている人に点字ブロックの重要性を記憶させ、共感させる物語となっています。