東京都立両国高等学校・附属中学校で出前授業を開催しました!
皆さま、こんにちは! simpleshow Japanで営業を担当している尾関と申します。
当社は「世界をもっとシンプルに」というビジョンを掲げる、ドイツ発の解説カンパニーです。どんな難しいトピックでも、誰もが簡単に理解できるようにする解説ノウハウを持っていて、「解説動画」の制作を中心に、さまざまな解説ソリューションで企業の課題解決のお手伝いをしています。
最近では、一般社団法人 子ども教育科学創造研究所さまが運営する「出前授業どっとこむ」と連携し、学生の方に向けてコミュニケーションに関する出前授業を行っています。2022年8月1日(月)にも、東京都立両国高等学校・附属中学校で46名の生徒さんに授業を行ってきたので、今日はその話を書きたいと思います。
「出前授業どっとこむ」について、もしご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ以下のサイトをご参照ください。
【出前事業どっとこむ】
https://出前授業.com/
講座の内容は、これまでと同じように「伝えるためのコミュニケーション」に関するものにしました。simpleshowの「解説ノウハウ」は、要約すると「難しい事柄をナラティブ(物語)を使って、短い時間でシンプルに表現する」というものです。この解説テクニックを使って、日常のコミュニケーションを円滑にしたり、プレゼン能力を高めることができると私は考えています。
今回は夏休みの課外授業として2時間お借りし、前半1時間は解説ノウハウに関する座学、後半1時間は弊社の新サービスである「simpleshow video maker(以下video maker)」を使って、プレゼン動画を実際に作成するワークショップを行いました。
前半の座学では、コミュニケーションで陥りがちな代表的な失敗パターンを紹介し、それを解決する方法が至ってシンプルであることを解説しました。例えば、人に何かを伝えたい時に、いきなり「HOW」から話し始めていることは皆さま記憶にないでしょうか?「この商品はとても高性能で他社よりも優れています」といきなり話し始めても、聞いている人は自分ごと化できず興味を持ってもらえないことが多いのです。
simpleshowの解説動画では「WHYからHOWへ」話を進めるようになっており、まず最初に「この話を何故あなたにしているのか」を伝えるべきであると考えています。そうすることによって話を聞く体制が出来上がるので、その後、具体的にHOWの部分を伝えるとしっかり理解してもらうことができます。
さて、授業の話に戻りますが、後半の授業では生徒の皆さんが企業の営業や広報・宣伝担当者、もしくは開発担当者になった気持ちで、自社の商品やサービスをプレゼンする、というワークショップを行いました。通常のプレゼンであれば紙ベースの資料を使用するところを、「video maker」を使って動画のプレゼン資料を作ってもらいました。
生徒の皆さんは、この日、初めて「video maker」を使ったのですが、10分程のレクチャーを行っただけでソフトを使いこなしていました。テーマは「スマートフォン」「地図アプリ」「翻訳アプリ」など生活に密着したものを選んでもらい、その魅力について解説するための動画を作ってもらいました。
まず最初に4人のチームに分かれ、メンバーで企画を話し合いながら進めるようにしました。どういう物語を作るか、それを如何にシンプルな映像表現に落とし込むか、実際にやってみると考えなくてはいけないことが多いのですが、生徒さん達は活発に意見交換をしつつ、ソフトを使う際にもトライ&エラーを繰り返しながら動画を作っていってくれてました。
限られた時間内に動画を完成することもかなり重要な要素だったのですが、皆さん時間配分を適切に管理して、ちゃんと動画を完成させていたことにとても感心しました。
最後に、完成した動画の発表を行ってもらいましたが、皆さん楽しい物語を設定しているのはもちろん、動画の演出にも気を配り、最後まで楽しく見られる作品を完成させてくれました。
事後に行ったアンケートでは、以下のようなコメントをいただきました。
・授業でよくプレゼンを行うので見やすい、
わかりやすい資料の作り方のコツがつかめた気がします。これからに生かせそうです。
・いままで、学校内でのプレゼンは、例を多く出すことを心がけていましたが、
今回の講義でストーリーを作ることの大切さを改めて理解しました。
・講演していただいた内容を、その日の後に、
しっかりと文化祭の劇の構成に盛り込みました。
そうしたら、ほんとにわかりやすい物語ができました。
・video makerを使って解説動画を作ってみたら、
普段作っているような資料に比べて簡単でかつ分かりやすくできて驚きました。
・人間の心理を考えた伝える順序などを
今後のプレゼンテーションや資料作りの機会にも生かしていきたい
今回の授業では動画のプレゼン資料作成にチャレンジすることで、どうやって頭の中を整理して、シンプルに人に理解してもらうのか、という課題にチャレンジしてもらいました。simpleshowの解説メソッドは学生の方だけではなく、ビジネスマンにも通用するテクニックだと思いますので、もし興味があれば、ぜひお気軽にお問合せください。
今回の執筆者:
株式会社simpleshow Japan
シニアセールズマネージャ
尾関政輝
大学卒業後グラフィックデザイナーをしていたが、一念発起し広告制作会社の営業職に転身。
現在はsimpleshowの「世界をもっとシンプルに」というビジョン達成のため、日々クライアントの課題解決に取り組む