simpleshowのイラストにはなぜ「鼻」がない!?
こんにちは!simpleshow Japanのイラストレーション・ストーリーボード担当です。
simpleshowの解説動画で使われているイラストには、いくつかのスタイルがあります(イラストスタイルの詳しい紹介については、こちらの記事をご覧ください!)が、その一つであるclassic(クラシック)スタイルの人物には「鼻」がありません。どうしてなのか、あなたにはわかりますか?実はここにもsimpleshowならではの「わかりやすく解説するノウハウ」が生かされているんです!今回は、その秘密についてお話ししようと思います!
突然ですが質問です!皆さんは、木の節目やコンセントの穴が3つあるものなどをぼーっと見ている時、顔に見えたことってありませんか?
これ、実は「シミュラクラ現象」という名前があるんです。具体的には、3つの点が逆三角形に配置されると人の顔に見えてしまう脳の働きのこと。でも、どうしてそんな働きが人には備わっているのでしょう。それは、人が他人や動物に出会った時、その行動や感情を予測するため。相手が敵なのか味方なのかできるだけ早く判断し、危険から逃れるための働きです。そのために3点が逆三角形に位置するものを、脳が自動的に顔と判断してしまうそうです。
確かに、人間や動物の目と口は基本的に逆三角形に位置していますが、いつから人にそんな働きが備わったのか、不思議な現象ですよね。
さて、simpleshowの解説動画で使用されるイラストスタイルはいくつかあるのですが、一番最初にできあがったのが、classicスタイル。simpleshowで使われるイラストの元祖とも言えるスタイルです!
simpleshowでは、解説動画で伝えたいメッセージに集中してもらうため、見る人の脳に与えるストレス(負荷)をできるだけ抑えるように制作しています。大事なのは、伝える情報の量をできるだけ少なくする、つまりシンプルにすること! そこで、イラストもより「シンプル」に表現できないか?と考えていく中で、現在の鼻のないclassicスタイルが確立されました!
でも実は、案件によっては変化をつけることもあるんです。例えば、医療関係。
省略された絵が、体の一部が欠損している方々への差別表現にならないように、省略したイラストではなく、鼻や指を描いて表現する場合もあります。このようにsimpleshowでは、「わかりやすく伝える」という基本を守りつつ、お客さまのご要望に合わせて柔軟に対応することも可能です。まずは、なんでもお気軽にご相談くださいね。
今後も社員による、さまざまなトピックの記事が更新されていきますので、興味がございましたら引き続きご覧いただけますと幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
今回の執筆者:
イラストレーション担当
美術大学大学院修了。過去にアクセサリー店の店長をしていた。
手仕事を続けたい気持ちを諦めきれない中、シンプルショーと出会う。
シンプルショーでは日々イラストを描いたり絵コンテ構成をしている。
愛猫を溺愛。