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「フルファネルマーケティング」で動画広告を成功させる!

営業やマーケティングに携わったことのある方であれば、潜在的な顧客が商品を知ってから購入に至るまでの各段階に合わせて、適切なコミュニケーションを取ることの大切さはご存じでしょう。

これは、顧客が置かれている状況それぞれのタイミングごとに、伝えるメッセージを調整し、最適化する必要があるということです。ここで有効なのが「フルファネルマーケティング」のアプローチ。顧客の状況に合わせたコミュニケーションの最適化を実現でき、企業やブランドに対するリピーターやファン層の構築にもつながります。

 

 

 

「フルファネルマーケティング」とは?

 

まず「ファネル」とは、日本語で「じょうご(漏斗)」を意味します。広く集められた見込み顧客が、商品を知り、検討し、購入へ至るまでにふるいにかけられ、段々と少なくなっていく様子がじょうごに似ているところからそう呼ばれます。

そしてフルファネルマーケティングは、顧客が製品やサービスを知る段階から購入後までの、いわゆる「カスタマージャーニー」全体を視野に入れたマーケティング手法です。

マーケティングチームの中には、ファネルの最下層、つまり「売上」にだけ注目してしまうケースもありますが、それでは不十分。というのも、購入に至る前の段階にいる見込み客を無視すると、その方達を本当の顧客に育てるチャンスを失ってしまうからです。

フルファネルマーケティングを導入すれば、各段階で顧客が何を求めているのかを把握できます。ファネルは、主に以下の4つのステージに分かれます。

 

1.ファネル上部(ToFu):商品やサービスを知ったばかりの段階。いわゆる「認知段階」。

2.ファネル中部(MoFu):興味はあるけれど、まだ購入を決めていない段階。

3.ファネル下部(BoFu):購入をほぼ決断している段階。

4.ポストファネル:実際に購入し、リピーターやブランドのファンになる段階。

 

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なぜ「動画」を活用すべきなのか?

 

YouTubeやInstagram、TikTokといったプラットフォームの普及により、動画を活用したマーケティングは急成長を遂げました。現在では、ほとんどすべてのソーシャルメディアが動画広告に対応しており、視聴者とのエンゲージメントを高めるための有効な手段となっています。

実際、動画広告を見て商品やサービスの購入を決めたという人も多く、コンバージョン率の向上にもつながっています。ただし、しっかりと戦略を練らず、それぞれのステージにおいて最適な動画コンテンツが何かを理解していない場合、期待したROI(投資対効果)を得るのは難しいでしょう。

そのため、動画をどう最適化すればROIを最大化できるのか、専門家のアドバイスを受けるのはとても有効な手段です。

なお、今や動画制作は以前ほど手間のかかる作業ではありません。私たちが提供するsimpleshow video makerのようなツールを使えば、分かりやすい解説動画を数分で作ることも可能。時間や予算の制約がある企業でも、動画をマーケティングに取り入れやすくなっているということです。

 

 

 

各ファネル段階に適した動画の活用法

 

フルファネルマーケティングでは、ファネルのステージごとに効果的な動画を選ぶことが成功のカギとなります。ここでは、それぞれの段階ごとに動画をうまく活用するポイントをご紹介します。

 

 

1. ToFu(ファネル上部)

 

 

この段階の目的は、できるだけ多くの人にブランドや商品・サービスを知ってもらうことです。まだ、あなたのことをよく知らない人たちに、認知してもらうことから始めましょう。ここで使用する動画は、信頼感を高めることを重視しつつ、短く簡潔であることが重要。そして伝える内容は、例えば以下のようなものが効果的です。

 

●ブランド紹介動画:企業の理念や提供する価値を紹介します。

●レポート動画:事実や統計データを使って信頼性を高めることができます。

 

これらの動画を配信するプラットフォームとしては、SNS広告、ディスプレイ広告、自社Webサイトなどが適しています。

 

 

 

2. MoFu(ファネル中部)

 

 

この段階の見込み客は、すでに何らかの形であなたのコンテンツに触れており、興味も持っています。ただし、まだ購入には至っていません。ここでは、以下のような「理解と信頼の深化」を目指す動画が効果的です。

 

●Q&A動画:例えば業界の専門家や社内のキーパーソンによるインタビュー形式で、特定のテーマについて掘り下げる動画。専門性と信頼性を示すことができます。

●ウェビナーハイライト紹介:商品や技術に関するセミナーなどの内容を、短く編集した動画。プロフェッショナルな印象を与えます。

 

これらは、メール、SNS、自社Webサイトなどを通じて届けるとよいでしょう。

 

 

 

3. BoFu(ファネル下部)

 

 

ここは、実際に購入を決めてもらうことが目的の段階。動画には、購入を後押しする役割があります。この段階では、以下のような内容が有効です。

 

●オンボーディング動画:購入後に何をすべきかを丁寧に案内することで、ユーザーの迷いをなくし、離脱を防ぎます。

●製品デモ・解説動画:ストーリーテリングやアニメーションを使いながら、製品の魅力を分かりやすく伝えます。

●顧客事例動画:実際のユーザーの声を通じて信頼性をアップ! 社会的、客観的に価値が認められるものという印象を与えます。

 

これらの動画は、製品の公式Webサイト、オンライン広告、メールなどで配信し、購買行動を促進しましょう。

 

 

 

動画を作る時に注意すべきポイント!

 

良質な動画を作るためには、次のような点を意識することも欠かせません。ぜひ、参考にしてみてください。

 

●視聴者のニーズや関心を理解する。

●教育的であると同時に、楽しめるエンタメ要素も取り入れる。

●製品やサービスが、視聴者の課題をどう解決できるかを伝える。

●なぜ他社より優れているのか、数字やデータで具体的な根拠を示す。

●押しつけがましいセールストークは避ける。

●完璧を目指すよりも、正直さを重視する。

●ブランドに合ったトレンドを取り入れ、創造的な挑戦をしてみる。

●自分たちのことではなく、視聴者の視点を中心に据える。

●動画の効果を測定するため、エンゲージメント率といった指標を定期的にチェックする。

 

 

 

最後に

 

動画は、コンテンツを利用したマーケティングにおいて持続的な成長を支える強力なツールです。フルファネルマーケティングの一環として戦略的に活用すれば、コンバージョンの向上に大きく貢献します。

大切なのは、ターゲットとなる視聴者が今どんな状況に置かれているか、何を求めているかなどを理解し、適した情報をカスタマージャーニーの各段階で的確に届けること。そうすることで、視聴者との信頼関係を築きながら、購買へと自然に導くことができるのです。

とはいえ、堅苦しく構えず、クリエイティブに、そして楽しく動画を活用してください。分かりやすくエンターテインメント性のある動画を通じて、企業やブランドのファンを育てていきましょう!

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