インバウンドマーケティング時代の動画とは
インバウンドマーケティングに効果的な動画コンテンツとは? それはもちろん、クリエイティブで、魅力的で、面白いこと。そして、潜在的な顧客が求める情報を自然に提供し、惹き付けることです。とはいえ「じゃあ、どうすればいいの?」と思われるのも当然。そこで、この記事では、インバウンドマーケティングにおける具体的な動画活用法をご紹介します。
なぜ動画が効果的なのか?
視聴するユーザーは、忙しいうえ、集中力が持続する時間も短い現代人です。だから知りたい情報が簡潔に分かる、短い動画が大好き! また、インターネットユーザーは、他のコンテンツより、動画に長い時間を割く傾向が。つまり動画だと、文字や写真だけのコンテンツよりもユーザーに好んでもらえるし、人の目にふれる時間も長くなるため、ブランドの理解と紐づけて情報を提供する、インバウンドマーケティングと相性抜群なのです! 情報が長く記憶されることになるので、動画を見たユーザーが、さらに詳しい情報を知りたがる、ということも少なくありません。
動画の力を発揮する活用例
ユーザーの多くは、商品やサービスに関する動画を観た後、それらを提供する企業のウェブサイトにアクセスすることがわかっています。このような一連の流れをつくることこそ、インバウンドマーケティングの最大の目的。動画は、ユーザーをサイトとサービスに導き、コンバージョンを促進します。
そんな動画の力を引き出し、売り上げに貢献するには、具体的にどのような活用法が考えられるのでしょうか。すぐにでも活用できる例を、いくつかご紹介します。
例1.動画サイトでSEO対策
視聴がメインであるYouTubeは、同時に強力な検索エンジンでもあります。したがって、インバウンドマーケティングに関係のある動画をアップロードすれば、必要なキーワードのSEO(検索エンジン最適化)向上に大きく貢献します。
例2.SNSで差をつける
動画は、ソーシャルメディアでの注目度を確実に高めます。なぜか? ソーシャルメディアのプラットフォームでは、テキストよりも、視覚的コンテンツがとにかく目立つから。動画を投稿する前と後では、リツイート・シェア・いいね! の数が大きく変わっているでしょう。
例3.「動画を見た」で特典を
例えば、動画を最後まで観たら割引が適用されるなど、顧客に特典を提供してみるのも効果的。さらにもう一歩進んで、半分だけ観た方にも割引クーポンなどをセットで提示して注目を集めれば、結果的に最後まで観た人の数に、いい影響を与えるかも。
例4.購入意思のバロメーターに
潜在的な顧客に購入意思がどのくらいあるのかは、動画を視聴した長さで見えてくるとも言えます。例えば動画を最後まで観る人は、既に購入するつもりである、と。恐らくは製品のトライアルや、コンサルティングを望んでいるでしょう。しかし見るのを10秒で止めてしまう人は、まだ購入を考えていません。もしそういった層のユーザー数が多ければ、ブランドや製品のメリットについて、動画の内容を改善し、情報を強化することをお勧めします。
インバウンド成功までの「4ステップ」
さて、動画の活用法がイメージできてきましたか? ここからは、インバウンドマーケティング全体のフローを再確認してみます。効率的にインバウンドマーケティングを成功させるには、4つのステップを意識することが大切。これらを踏まえて、ユーザーを見込み客、顧客、そして企業のファンへと、効率よくクラスアップさせましょう。
STEP1. 惹き付ける(Attract)
まず、顧客となる可能性を持つ個人を惹き付けること。人々が魅力的なコンテンツに出会うのを、運任せにしてはいけません。つまり、顧客が情報を探す検索エンジンで、常にキーワードが検索される工夫が重要なのです。慎重にキーワードを選び、リンクを作り、購入者となってくれた人々が検索していた言葉を分析し、それを中心にコンテンツを制作します。
STEP 2. 転換(Convert)
次に、個人を見込み客へと転換しましょう。これには、メールやSNSアカウントといった「連絡先」を得る必要があります。多くの人は、自分にとって関連がある、興味がある、価値があるものをもらうためであれば、連絡先を提供してくれます。例えば、電子ブック、情報誌、ブログ投稿、情報を提供する動画などを、より魅力的に見せることで、効率よく連絡先を確保しましょう。
STEP 3. 顧客化(Close)
そして、いわゆる「クロージング」。見込み客を、顧客に変えます。このフェーズまでくると、見込み客はすっかり購入する気でいっぱいになっているはず。購入までの道のりを、丁寧に案内してあげることが大事です。
STEP 4. 顧客の満足(Delight)
最後に、購入してもらっても、まだ終わりではありません。自社が顧客を大切に思っていることを、今後も伝えていく必要があります。例えばソーシャルメディアや、メールなどを使って、コミュニケーションを取り続けましょう。顧客の満足度を高めれば、友人や知人、オンラインで体験を共有してもらえるはず。結果、さらなる販売の機会を企業にもたらすのです!
動画制作をはじめましょう
インバウンドマーケティングの中心は、サイト訪問者、見込み客、既存の顧客などのユーザーに、魅力的なコンテンツを提供すること。考えてみてください。たった数分の動画が、企業の魅力と営業力を高め、多くの顧客の購入意思を決定するのです。
そのためにまず、視聴者がブランドに親しみを持つような動画を制作しましょう。良い例として、商品情報だけでなく、アドバイスや裏技、企業のいる業界の話といった、有益で興味深いコンテンツによって、「お客さまに満足いただきたい」と強く願っていることを伝えます。このような動画は、見込み客に対しても情報として魅力的に映り、他の動画を見てもらうことにもつながります。もし、動画によってブランドへの親近感が湧けば、ユーザーが自分のお気に入り企業として宣伝してくれることもありえます。
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